アプローチ素材
素材で雰囲気がガラッと変わるアプローチ。
玄関へと繋がるアプローチは毎日通る場所なので、何より歩きやすさが大切です。
表面がザラついている素材は滑りにくく、ツルツルしたタイルなどは雨の日や雪の日に滑りやすくなるため、
素材選びは重要なポイントです。
《素材の紹介》
一つ目は天然石を大小さまざまな大きさに割り敷き詰める乱形貼り。
アプローチによく使われる人気のアイテムです。
天然石のため、使う面によって色合いが変わり、広い範囲に敷き詰めると風合いがとてもよく、高級感がでます。
石を割り、目地幅を確保し、並べていく、職人のセンスが光る技術です。
イエロー系やピンク系、グレー系、ホワイト系で大きく分けられ、
暖色系はかわいらしく、ナチュラルな雰囲気を、モノクロ系は高級感やモダンな雰囲気を演出してくれます。
乱形以外にも天然石で方形や長方形にカットされたものもあります。
乱形石:ユニソン クレモナストーン 公式ページ
方形x長方形:ユニソン クレモナプレート
二つ目はタイル。
カラーバリエーションも多く、滑りにくい加工が施されているものがたくさんあります。
同じ形のタイルを敷き詰めると統一美がり、方形や長方形を組み合わせるとデザイン性があがります。
長方形のタイルは横向き・縦向きの貼り方向でそれぞれ違う印象を与えてくれます。
商品によりますが、天然石よりも安価で比較的取り入れやすいアイテムです。
三つめは一面に敷き詰めることでインパクトが出るレンガ。
種類や色もたくさんあり、カントリー風やかわいらしい雰囲気になります。
コンクリートのアプローチにアクセントとして使ったり、縁取りだけレンガを並べたり、たくさんの方法があります。
駐車場の目地をレンガにして統一感を持たせるのも一つのアイディアです。
レンガ:エスビック ショコラ・ペイバー 公式ページ
四つ目はナチュラルな雰囲気を出したいときにおすすめなのが枕木。
天然の木は経年で腐ってしまったり、雨や雪の日は滑りやすいことがありますが、
コンクリートで作られた枕木なら滑りにくく、まるで本物に見えるのでナチュラルな印象を与えてくれます。
コンクリート枕木:TOYO ヴィンテージウッドスリーパーペイブ 公式ページ
最後は床面を仕上げる左官仕上げの技法のひとつ、洗い出し。
モルタルやコンクリートが完全に固まらないうちに表面を水で洗い流し、中に入ってる石や砂利を露出させる仕上げです。
砂利などが浮き出ているため滑りづらく、シンプルながらデザイン性もある、伝統的な手法です。
建物の外観に合ったスタイルや、好きなテイストのアプローチは見つかりましたか?
毎日通り、目にするところだからこそ、こだわりたいですね。
2022.07.04